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ひそかブログ

アニメでするリアルの話、リアルでするアニメの話。そういうのが好きです。

僕だけがいない街 第11話 感想 – 第12話の予想、青い蝶は何の象徴?

僕だけがいない街

「僕だけがいない街」第11話、「未来」の感想です。

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今回の記事は大きく3つに別れます。
最初に第11話を振り返り、次に第12話の予想、最後に青い蝶についての話。そんな形になっています。


現在の時刻は朝の4時過ぎ。頭がかなり朦朧としています。
僕街に備えて夜の8時に寝たんですけどあまりよく眠れなくて…… 結局2時間の仮眠の後ずうっと今まで起きてる状態です。明日(というか今日)は残業だというのに…… 体がもつかちょっと心配です。


(追記)先日、僕街BOXが届いたので記事にしました ↓



残った大きな疑問

頭にふたつ、大きな疑問が浮かび視聴後も残りました。

ひとつは、あれから(第10話ラストで海に沈んだ状態〉どうやって悟は助かったのか?
もうひとつは、いまでも八代は殺害を続けているのか?

結局どちらも不明でしたが、悟は海水が低温すぎたゆえかえって仮死状態みたいになって生きながらえたのかな?と思いました。その結果記憶の混濁が生まれてしまったたって感じに。八代の殺害については後述します。

第11話の舞台はなんと2003年

悟は15年間植物のような状態になっていました。
で、目を覚ましたのは物語スタート時の3年前、2003年でした。
その間にケンヤは弁護士、ヒロミは医師、加代はヒロミと結婚し子供も設けていました。ううむ、加代の結婚と出産にショックと言えばショック…… そうか悟とは結ばれないのか。
しかしそれ以上に、ひとりきりだった加代に家族が出来て幸せそうだった喜びの方が大きかったかな。いやショックか……

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しばらくの間、母・佐知子がひとりで映っていました。コンビニで働きひとりでベンチに座りひとりでアイスを食べるその姿。
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まさか悟死んだの? 
母の悲しい姿に一瞬ビビってしまいました。


悟の覚醒後。
季節は7月から10月へと移り、悟は問題の八代とも再会。
八代は婿入りし西園学(にしぞのまなぶ)へと名字と名前の読みを変え、今では市会議員。ああこうやって「八代=西園」が出来上がるのか。

悟を屋上へと連れ出した八代。

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エレベーター内で指をトントンやる癖は相変わらずですね。車内でもエレベータでも彼は指をトントントントン。このクセの入れ方がなかなかウマいなーといつも思います。

雨の屋上。悟は低いトーンで、
「八代。俺の記憶は戻っているぞ」
と。

悟の記憶を呼び覚ましたトリガーは、あの赤ん坊の手ではないしょうか? 
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以前加代と手を合わせたシーンと同じような悟と赤ん坊とのタッチ。直後すかさず俯いてしまった悟。悟はあそこで記憶が戻ったのでは?と思いました。


第12話を予想してみる

アニメ「僕だけがいない街」もいよいよ次回で最終回ですね。
この作品はどんな形になれば「終わり」だといえるでしょう? 言いかえればどんな条件をクリアすれば「終わり」だといえるのか。たぶん皆さんも同じだと思いますが、これは八代に天罰が下る形だと私は思います。たとえば八代が逮捕されるとか、そういう結末を望んでいる方が多いと思います。

では八代が逮捕されるケースを考えるとして、その決め手は何になるでしょう?
たとえば悟が、過去の昭和63年の出来事を証言する形でしょうか。いや、私はコレでは弱いと考えます。
なぜなら、悟が生きた1度目と2度目の昭和63年においての八代は連続児童誘拐殺人事件を起こしていますが、直近の昭和63年での八代は、悟を海に沈めて殺害しようとしたものの、雛月加代、杉田広美、中西彩の殺害は悟に阻止されているからです。


今回の話を見ながら最終回のカギになりそうだと思ったのは、成長したケンヤの職業が「弁護士」になってたことでした。さらにフリーのライター澤田と行動を共にしていたことも。あくまで予想ですが、現在でも八代は殺害を続けており、いっぽうのケンヤは八代によってスケープゴートに祭り上げられてしまった人物の弁護をしている。つまり彼は、

― 無実の容疑者の弁護人 ―

こういう形じゃないかと思いました。


例えば以前でいうなら、ケンヤはユウキの弁護人をしているようなもの。
以前ケンヤは小学校の時代に、悟の影響で「俺も正義の味方になりたい」と言っていました。彼はその言葉を今でも有言実行している状態で、澤田はその協力者という関係にあるんじゃないかと思いました。ケンヤはもっか彼が抱えている弁護人に対する援護射撃を求め、澤田と一緒に、悟に八代に不審な点は無かったか、それを確かめたかったんじゃないかなぁ。


最終的に、手っ取り早く八代を捕まえるには「現行犯」が一番でしょう。
職業上ケンヤと澤田では八代の逮捕は出来ないので、八代が児童の誘拐ないし殺害をしようとする “現場を取り押さえる”、というのが一番シンプルな物語クリアの条件な気がします。

いま “危険” なのは、手術を控えた久美(cv:守山玲加)じゃないかな。八代が黒手袋をはめ、久美の携帯をイジってるシーンがありましたのでね。ということで予想が大きく外れることを恐れずに書くならば次回の最終回は、

八代による久美の誘拐(もしくは殺害)寸前の現場を、ケンヤ、悟、澤田が取り抑える。


今の所、最終回はそういう形になるのかなぁ、と思っています。
そういえば以前、「3年前にも誘拐事件があって」みたいなセリフがありましたね。第何話だったか忘れましたが、この時に捕まってしまった無実の容疑者を、今のケンヤは弁護しているのではないでしょうか。

まあ私のする予想ですので……
いつものごとく思いっきり外す可能性も高いです(笑)



青い蝶は何の象徴だろう?

ここから下は、第11話を視聴する前に書いた話です。
いざ第11話を見たら、さっそく全然違うわい! となる可能性も高いですがそのまま載せてみます。

「僕だけがいない街」の再上演リバイバルシーンに出てくる“青い蝶
リバイバルシーンに必ず出てくるわけではないですが、画面をひらひらと羽ばたく青い蝶にはとても目を惹かれます。で、青い蝶々は何を象徴しているのでしょうね? ハッキリとした結論にはいたっていないのですが、僕街に登場する青い蝶について触れてみたいと思います。

まず登場シーンのGIFを。
第1話と第6話で、青い蝶が出てくる場面のGIFを作成したのでそれを貼ってみます。


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↑ こちらは第1話。短時間のリバイバルが最初に登場した時の蝶です。


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↑ こちらは第6話。昭和63年へと2度目のリバイバルが起こる少し前の場面です。



青い蝶は何のイメージだろう?
数日の間ひまをみつけては考えました。
その結果ひとつ思ったのは、蝶は人間の精神や記憶を宿したものが肉体から離れ、空を自由にひらひらと舞っているようなイメージではないか?ということです。精神は“魂” と言いかえてもいいですね。

ログ・ホライズンというアニメでは、死亡したキャラやモンスターの肉体から、淡い色のシャボン玉がふわっと浮かび、それが身体から離脱した魂(こん)をビジュアルイメージ化したものでした。僕街の蝶も、ちょっとそれに近いイメージです。


また以下はアニキ今泉さん(@aniki_imaizumi)という方から教わった話です。
蝶が出てくる洋画の具体例をみっつほど教わりました。

「アリスのままで」
若年性認知症の主人公が薄れゆく記憶をつなぎとめるキーアイテムがたしか青い蝶だったとのこと。

「パピヨン」
胸に蝶の刺青の男が困難や失敗にめげず何度も脱獄に挑戦するという話。

「潜水服は蝶の夢を見る」
これは私も最近視聴しました。
脳梗塞でほぼ左目しか動かせなくなった主人公(この不自由な状態が “潜水服” のイメージ)に、献身的に付き添う女性が蝶の姿を重ねるという実話ベースの話です。主人公、ジャン=ドミニクのモノローグは、
(想像力と記憶で、僕は “潜水服” から抜け出せる)
というもの。


ギリシャ神話では、蝶というと「魂」だったり「記憶」だったり「忘却」だったりを象徴することがあるようです。いろいろググってみても一概にコレだというほどの結論はうまく得られなかったのですが、洋画などを見ると、やはり蝶は「魂」「記憶」「忘却」あたりを象徴するキーアイテムとして用いられることが多そうです。


で、話を「僕だけがいない街」に戻すと。
私は僕街の青い蝶は、「記憶」のイメージな気がします。

悟の記憶と魂を宿した青い蝶が、彼の体から離れ自由を得たような状態になるビジュアルイメージとしての蝶。そのかわりに、悟の記憶は失われてしまう。ほんと単なる直感の話ですけど、物語のラストは、悟が記憶を失う、もしくは周囲が悟の記憶を失う。そんな話になりそうな予感がしています。


先日のこと。 “雪” に関する記事を書きました。

記事での結論をひとつ書くと、
記憶や思い出を語るのに、作者はそれをいつかは消える雪に重ねることがある。
という内容です。


僕街は、青い蝶だけでなく雪の方も非常に印象深い使われかたをしていますよね。そして蝶も雪も、“記憶”につながってくるキーアイテム。そんなわけで僕街の最後は、記憶が失われる話かな? という予感を持っております。「僕だけがいない街」とは「僕だけの記憶が残っていない街」みたいな。

そういや実写版本予告のラストもそんなイメージを抱かせるものでしたね。わたしには愛梨が悟を覚えていない、というようなラストの映像に見えました。


第11話を見ると上記とアニメの内容はだいぶ違ってますが、気にせずそのままのせてみました。


最後に

ということでいよいよ次が最終回。
僕街第12話(最終話)のサブタイトルは「宝物」、なのかな? 裏を取ってないので間違っているかもしれません。

最初の2006年ではなく、今回が2003年からのスタートによりなったことにより、愛梨との出会いは消えてしまった感じですね。悟が街でバッタリ愛梨に会っても、向こうは悟を知らない。そういう状態になってしまった気がします。
ちょっと悲しい話ですね。




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「僕だけがいない街」 (全12話)

(スタッフ)
原作:三部けい
監督:伊藤智彦
シリーズ構成:岸本卓
キャラクターデザイン:佐々木啓悟
美術監督:佐藤勝
音楽:梶浦由記
アニメーション制作:A-1 Pictures

(キャスト)
藤沼 悟(ふじぬま さとる)
満島真之介(29歳)、土屋太鳳(10歳)
杉田 加代:悠木碧
藤沼 佐知子:高山みなみ
小林賢也:柄本佑
杉田 広美:田丸篤志
澤田:大川透
八代 学:宮本充

(主題歌)
オープニング・テーマ「Re:Re:」
歌:ASIAN KUNG-FU GENERATION

エンディング・テーマ「それは小さな光のような」
歌:さユり





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