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ひそかブログ

アニメでするリアルの話、リアルでするアニメの話。そういうのが好きです。

「アドラー 心理学」の秘密をまとめた週刊ポスト記事の内容に共感した

最近思ったこと

アドラー心理学とは  嫌われる勇気

大ベストセラー著作「嫌われる勇気」(著:岸見一郎、古賀史健)などをキッカケにずいぶん耳にする機会の増えた「アドラー心理学」
週刊ポストが2016年3月18日号にてアドラー心理学のキモの部分をわかりやすくまとめてくれていました。

フロイトやユングとは違った「発想の転換」な考え方に強い共感を覚えたので、こちらの記事で引用しながら紹介させていただきます。


はじめにアドラーについて

アドラー心理学とはオーストリア出身の精神科医、アルフレッド・アドラーが20世紀初頭に創設した心理学のことです。アドラーは欧米では精神分析の創設者・フロイトユングとともに「三大巨頭」と並び称されているそうです。

104万部の大ベストセラー「嫌われる勇気」(2013年)の共著者、日本心理学会顧問の岩見一郎さんのアドラーに関する言葉です。

心理学という名前がついていますが、アドラーの教えは 『どうすれば幸せになれるか』 といったテーマを扱うので、むしろ “哲学” に近いといえます。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え


私が思うに哲学とは “考える” ことそのもの。
人の気持ちについて考えればそれは“心理学”になります。そういう意味で、「どうすれば幸せになれるか」と考えるアドラーの教えは、“心理学”というより“幸福学”と呼べるのかもしれません。


アドラーの特徴 - 原因ではなく目的を考えれば解決策が見つかる

フロイト、ユング、アドラーの三大巨頭。
アドラーの特徴のひとつとして、『原因論』を考えたフロイトとユングに対し、彼の場合はその対極 『目的論』を唱えたことがあげられるようです。その具体例として、アドラー関連書籍を執筆されている方の言葉からふたつほど引用します。

1. 上司と部下の話

組織人事コンサルタント・小倉広さんが語った職場でもありそうな上司と部下の話です。

「叱ったあとの部下が職場でしょんぼりした顔をしていると、上司はつい“あの時言い過ぎたかな”などと 『原因』 を探して疲れてしまいます。しかし叱ってしまったことは変えられないので、『原因は何か』を考えても何も生み出さない。

そうではなく、部下が暗い顔をしている『目的』に目を向けましょう。
本当に心から反省しているのか、単に上司へのあてつけのために“しょんぼりアピール”をしているのか。それを判断し、前者なら別の場面で気にかけてあげて、後者なら受け流してしまえばいい。そうすれば必要以上に悩むことはなくなります」


2. 部屋を片付けられない人の話

こちらは部屋の片づけに関するホームオーガナイザー丸山郁美さんの言葉です。

「部屋をなかなか片づけられない人は『部屋に物が多いから』、『自分の性格がだらしないから』と『原因』を探してしまい、悪循環に陥る。そういう時こそ『なぜ部屋を片付けたいのか』とういう『目的』を考えてみてください。
『きれいな部屋で夫や子供を喜ばせたい』という『目的』を意識すれば、イライラが減り、その目的に合わせてどう掃除して収納するかまでイメージできるのです。


上記ふたつの具体例を読んで私はとても驚きました。
なぜなら、私自身の考え方がまさにフロイト・ユングのような『原因論』を考えるタイプだったからです。

例えば誰かが怒ったとしたら、どうして怒ったのか? 自分のどこに原因があるのか?などと『原因』を考えてしまったり、部屋が汚いと思ったら、どうして自分は片付けができないのだろう? なぜルーズなのだろう?と、部屋の汚い『原因』を自分に求める思考パターンをとりがちだったからです。

アドラーに言わせれば、その思考パターンは違うよ、ということですね。
たとえば相手が怒ったら、それは単なる私へのあてつけだったり、人間関係で優位に立ってやろうという潜在意識下の目的がその人に隠されているのかもしれませんし、たとえば部屋が汚かったら、自分を責めるのではなくキレイに片付けて自分を気持ち良くさせようじゃないか。
そういうふうに『目的』を意識すれば、かなり心が軽くなる気がします。


誤解を恐れずに極論すれば。
フロイト・ユング的『原因論』は、ひとを鬱状態へ導きやすい ―
そんなふうに思ったりもします。

アドラーはフロイトが主宰した国際精神分析学会のメンバーでしたが、意見の対立から彼らと袂を分かってしまったそうです。また、過去に心に負った傷(=トラウマ)も、アドラー心理学では否定されるとのこと。
このあたりが上に書いたように、アドラーに“心理学”よりも“幸福学”を感じた所以ですね。


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(画像は週刊ポスト2016年3月18日号より転載)

週刊誌記事のみでアドラーを分かったような気になってますが(苦笑)
しかしまずはアドラーをザックリと知るために、この記事はうってつけでした。


人間の悩みはすべて“対人関係”の悩み

アドラーは「あらゆる悩みは対人関係の悩みである」と説くそうです。これは「目的論」とならんでアドラー心理学の重要概念だそうで。では対人関係の悩みから解放されるにはどうしたらいいのか? 前出の岩見一郎さんの言葉や、記事からの引用部分を続けて3つ書いてみます。

(アドラー心理学「課題の分離」の考え方とは)
「他人が自分をどう思うかは他人の課題であって、自分ではどうすることもできないと心得よ、という考え方です。
それがわかれば他人の評価に悩まず、気にしてもどうにもならないと、心を余計な重圧から解放することができるのです」

「他者との課題を分離し、対等な立場で『人は人、自分は自分』と考える ―
他者からの評価に悩む人は多いが、他者が自分をどう見るかはたとえ嫌われるとしてもどうすることもできない。そう考えることが出発点となる。人からの評価にとらわれないという意味で、自由に生きて良いのだ。
我々は『他者の期待を満たすため』に生きているのではない。
そして同時に、他者もまた『あなたの期待を満たすために生きているのではない』という考え方である」

「以上を踏まえれば、アドラー心理学は『勇気の心理学』だといえる。
もしあなたが現在不幸だと感じるならば、それは過去や周囲の環境のせいではない。まして自分に能力が足りないからでもない。単に『勇気』が足りないとする考え方だ。他人に嫌われることを恐れず、勇気を持って前に進めるかどうかが重要なのである」

(本文とは多少変えて引用している場所もあります)


人間の悩みはすべて“対人関係”、不幸だと感じるならば、それは単に『勇気』が足りないからか……
たしかにそうかもしれない。
自分に生じる怒り、憂鬱、ストレスetc…… 
それらの大半には他人が絡んでおり、たとえ嫌われてもしょうがないとする勇気を持つように心掛ければ、対人関係の悩みはかなり軽減すると思います。


最後に

アドラーの考えは心が軽くなる自由の考えですね。
同時にその自由は、厳しさを内包した自由なのでしょう。

とかく日本語の『自由』は勝手気ままとかわがままなどと同義なニュアンスを持ちがちですが、本来の自由の意味とは、『責任はすべて自分が取る』という厳しい覚悟を持ち合わせた意味の言葉でしょう。

アドラー心理学も、ある意味非常に厳しい考え方だととらえられているようです。しかしその厳しさを自分に持つ勇気があってこそ、なにものにも束縛されない新たな生き方が見えてくる ―
そんな気持ちが本書の記事を読んで芽生えてきました。



「ゆ、勇気をもって」
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(画像は「僕だけがいない街」第1話のユウキ。本名白鳥潤)


「Freedom!」(自由!)
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(画像は映画「ブレイブハート」)

自由というと私はこれを連想しちゃいます。自由は厳しい……



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