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ひそかブログ

アニメでするリアルの話、リアルでするアニメの話。そういうのが好きです。

僕だけがいない街 第1話 感想 - ラストのロングカットに興奮。製作者の意図は?

アニメ感想・アニメ関連の話 僕だけがいない街

「僕だけがいない街」第1話、「走馬灯」の感想です。

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画面にひきこまれました。
原作の静かで儚げな雰囲気を醸し出したひく~いテンションの気持ちよさ、対照的にアニメならではの描き方だった「リバイバル」(再上映)シーンの興奮など、力の入った第1話に見入りました。
期待以上の出来栄えで、次回以降も楽しみです。

原作は既刊7巻のうち6巻までが既読。なるべく僕街のネタバレを避けて書きたいと思います。


第1話の内容を箇条書きで9点ほど

え~と。
なるべくサラッと、第1話の要点を箇条書きで9点ほどあげてみます。


  1. 第1話のスタートは2006年(西暦)で、場所は千葉あたり
  2. 「リバイバル」(再上映)とは、何か悪いことが起こるとき、主人公の藤沼 悟(ふじぬま さとる、cv:満島真之介)が1分から5分前ぐらいに戻って同じ光景をみる現象のこと
  3. 悟の勤めるバイト先の女の子、片桐 愛梨(かたぎり あいり、cv:赤﨑千夏)は、悟に好意を持っている気配。羨ましい…… 
  4. 悟が小学校5年生時、クラスメイトの2人が誘拐事件による被害者となった。
    被害者の1人の名は雛月 加代(ひなづき かよ、cv:悠木碧)
    加代がいなくなる直前、悟は加代が公園にひとりでいるのを目撃していた。
  5. 連続誘拐殺人事件犯として捕まったのは、通称「ユウキ」の白鳥 潤(しらとり じゅん、cv:水島大宙)
    事件後、悟はユウキの無罪を主張していた。
  6. 第1話にはリバイバルシーンが合計で3回。
    そのうち、2回目と3回目には密接なつながりがある。
    (アニメを見て初めて理解した点でした)
  7. 悟の母親・藤沼 佐知子(ふじぬま さちこ、cv:高山みなみ)と、母親を刺殺した犯人とは、旧知の間柄である可能性が高い。
  8. 母親の書いたメモが悟の手に残った。
  9. 第1話の終了時は昭和63年(1988年)
    3回目のリバイバルの結果、悟がさかのぼったのは約18年と半年。

6. について補足します。
母のセリフ、
「重過ぎたかい? ま、カレーは何日でも食べられるっしょ」
で始まった2回目のリバイバル。
この結果により、帽子をかぶった男による少女誘拐が未遂に終わり、男は悟の母親に顔を見られたと考え、母親を殺害する。

さらにその結果。
悟にはさらに長~い時間のリバイバルが発生することになってしまう。つまり、
母の殺害を回避するためには、昭和63年にまでさかのぼる必要がある -
という事になるのだと思います。

それが先ほど書いた「2回目と3回目とは密接なつながりがある」の意味。
ひとまず、以上の9点が第1話を見て要点だと感じたところです。いざ書いてみたら全然サラッとじゃないですね。途中で付け足す要点がいくつも増えてくるし(・⊝・;)




ラストのロングカットに興奮。製作者の意図とは?

ラストのロングカットに興奮しました。3回目のリバイバル。
正確にはふたつのカットなんですけど、これらの一連の流れをざっと書いてみます。


まぶたをパチリパチリ(ここからのカットは悟の「主観視点」)
「リバイバル…… したのか?」
正面に雪の山並み。赤いポストが視界の隅に入る。
ポストを見つめる視線の高さが低い(背の低い人物が見ている景色だということを表現)

自分を追い抜いてゆくランドセルの小学生男子。
「…… 誰だっけ?」


次のカット。カメラは悟の右目をドアップで。
そこから一気に校舎屋上の高さまでトラックバック*1
カメラは時計方向へと回り込み、

「昭和63年 アイスホッケー部 全国優勝」

の垂れ幕を映しながら、今度は悟の背後、彼の腰の高さにまでもう一度トラックバック。下から見上げる視点で悟の背中と校舎の垂れ幕を同じ画面にとらえて第1話が終了。

「昭和…… 63年?!


とまあざっとそんな感じで……
いやぁ、凝ってましたね~
まぶたパチリパチリ後、おおーっどこまで続くんだこれ?! と興奮しました。

カメラが左右にパン、地面から斜め上空、回転、上空から斜め下の地面へと…… 自由自在に動くカメラに体温が上がりました。このカットを作った製作者の意図を予想するならば。おそらくですが、


「悟の気分でリバイバル」


そういうのを視聴者に体感して欲しかったんじゃないかなぁと。
悟が経験した2006年から昭和63へのリバイバルという衝撃。これを製作者サイドは、アニメならではの手法で描き、視聴者にリバイバル気分を味わって欲しかった。それがラストのロングカットの意図かな、と思いました。素晴らしかったです。

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(実際には実写でもやれるカットですけど、アニメでこういうのをやってくれたのが嬉しいです)


原作とアニメは同時完結?

キチンとは裏を取っていない話で恐縮なんですけど。「僕だけがいない街」は、
原作とアニメがほぼ同時に完結する
という形になりそうな気配です。

原作は春発売予定の次の第8巻で完結予定。
一方アニメの方は、公式ツイッターに「原作の最後までやるみたいですよ」と書かれていました。 ↓


つまり、通常のノイタミナどおりに「僕街」が1クール11話の作品ならば、今年の春先にアニメと原作が同時完結する、って形になるんじゃないかなーと。ほんと間違ってたらゴメンですけど……
「同時完結」の可能性だけでテンションが上がっちゃいます⤴ 

追記。mohnoさんによれば「僕街」は全12話のようです。情報ありがとうございます( ̄^ ̄)ゞ )


なんせちゃんと終わりを迎える作品に出会う機会が少ないのでね…… 
私は近頃、物語の完結に飢えています。
マンガとアニメの同時完結というと、「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」を思い出すなぁ…… 


最後に

「僕だけがいない街」の第1話は、漠然とイメージしていたものより面白い出来でした。おかげで1話感想にしてはちょっと長めの文章に。 

今後に向け、やや不安なのは、声優じゃない人による主人公の演技。
藤沼悟役は、満島真之介さん(29歳時)と、土屋太鳳(つちや たお)さん(10歳時)です。

しかしその不安以上にアニメが面白かったので、次回以降の感想も書きたいと思います。


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原作の感想を書かれた他のブロガーさん

マンガ「僕だけがいない街」を取り上げたブロガーさんを3名ほど紹介させていただきます。

「徒然もの書きぱん」のぱんさん

ぱんさんは、アニメ第1話の試写会も見に行かれてます。いいなぁ…… 
ぱんさんが僕街を読んだきっかけは、こちらの記事↓

「カモメのリズム」さん

ぱんさんとカモメさん、僕街に関するお2人のやり取りが今でも頭の片隅になんとなく残っているような…… 

「まるまるまるめっと」のなわはるさん

ああ早くアニメで……
「バカなの?」聞きたいなあ ( ← バカなの?)






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*1:トラックバックとはカメラ自体が後方へと下がるような演出法。実際に画面で見た感じはズームアウトと似たようなもので、アニメではトラックバックとズームアウトに明確な区別はないようです。