読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ひそかブログ

アニメでするリアルの話、リアルでするアニメの話。そういうのが好きです。

Charlotte(シャーロット) 乙坂有宇を考察 – 君はひとり何を聞いてたと我君を思う

「Charlotte」(シャーロット)



f:id:hisoka02:20150822145025j:plain


- ずっと第1話の頃から疑問に思っていた。
なぜ乙坂有宇は、自分ではなく他人を思ったのだろうと。「我他人を思う」とはシャーロット第1話のサブタイトルだそうだが、僕は他人ではなく有宇を思ってみた。


みなさんどうもこんにちはー
上の文は「パクリ」です。第1話アバンで、乙坂有宇のモノローグをちょっともじってみたもの。今回の記事は、

・乙坂有宇とはどんな人物なのか
・今後有宇の「成長」が描かれるのならばその中身はどんなものなのか

それを考えてみたという話です。



PR


乙坂有宇とはどんな人物なのか

これは第7話終了時点を元に考えた話です。もしかしたら第8話でガラッと変わるかもしれません。

では、最初に書いた「パクリ」ではなく「本物」の方を書き出してみます。
第1話アバンにおける、乙坂有宇のモノローグの引用です。


- ずっと小さい頃から疑問に思っていた。なぜ自分は自分でしかなく、他人ではないのだろうと。「我思う、ゆえに我あり」とは昔の哲学者の言葉だそうだが、僕は我ではなく、他人を思ってみた。あの人も僕ではないかと。
(有宇が能力を発動する描写へ)


乙坂有宇の能力は、他人の体への乗り移りですよね。
そして最近、有宇の本当の能力は他人の特殊能力の「略奪」ではないか、と言われることが多くなってきました。じゃあ有宇はどうして「他人」ばかりなんでしょうね。他人への乗り移り、他人の能力の略奪。結論から先に言えば、私は最近こう思うようになってきました。

Q:乙坂有宇とはどんな人物なのか
A:「自分」がない人物


えっと、別に有宇をけなしたいわけではありません。
乙坂有宇とは自分、言いかえれば「自我」の無いような状態の人物ではないでしょうか。他人の体への乗り移りに他人の特殊能力の「略奪」。これってどちらも他人の、いわば「借りもの」の力ですよね。


もしも特殊能力を得ること自体に代償が存在し何かを失ってしまうのだとすれば、有宇はその代償として「自分」を失ってしまったのではないでしょうか。例えば第1話で、友利奈緒は有宇に対し、「秀才を『演じる』必要があったのでしょうか」と言っていました。また、第2話や第3話では、歩未のつくったオムライス弁当が、他人から見て恥ずかしい、というような言動を取っていました。

他にも、特にCharlotte(シャーロット)の序盤において、「有宇が他人の価値判断基準をベースに行動していること」が描かれています。他人の目に自分(有宇)がどう映っているか。そういうのを彼はとても気にしています。

有宇が第1話で白柳弓をターゲットにした理由も、彼女が学年で一番だから、という他人の評価基準が決め手になっています。有宇は自分がどうしたいのか、そういった「自分の意思」を失くしてしまっている状態なのではないでしょうか。


乙坂有宇とはどんな人物なのか。
自我の喪失状態にある人物。

今のところ私は、そんなふうに乙坂有宇のことを見ています。


乙坂有宇とOPフレーズ

Charlotte(シャーロット)のOPの歌詞って、意味深で何だか面白いと思います。「Bravely You」の歌詞にはこういうフレーズが出てきます。

君はひとり何を聞いてた


この一行は、上に書いたような事をふまえて歌詞の意味を考えると、以下のように補足を加えることが出来るように思います。


君はひとり何を聞いてた(と我君《他人》を思う)


ここでの有宇は、第1話サブタイトルと同様に、「我他人(君)を思う」状態にいるのではないかと思いました。そういうのがこの記事につけたタイトルの意味にないます。


そして、まだ分からないのが次のフレーズ。

僕は遠い夢を見てた


「遠い夢」とは何を指すのでしょうね?
これは第8話以降を見ると、「遠い夢」の意味が分かってくるような気がします。


↓ OPの画像です。(画像は Charlotte (シャーロット) Opening / OP - "Bravely You" by Lia - YouTube から)

f:id:hisoka02:20150822145432j:plainf:id:hisoka02:20150822145439j:plain

有宇は視線を上空へと向け、いったい誰に向かって能力を発動しているのでしょう?


↓ 教室のシーンです。

f:id:hisoka02:20150822145509j:plainf:id:hisoka02:20150822145515j:plain


「我他人を思う」の有宇は、視線を教室外の空へと向け……
いったい誰の事を思っているのでしょう?

まだ意味は分かりませんけど、なんだかちょっと詩的で、OP映像で好きなカットのひとつです。


今後有宇の「成長」が描かれるのならばその中身は何なのか

作者の麻枝准さんはインタビューで、「Charlotte(シャーロット)」の今後で有宇の成長が描かれます、というようなことをおっしゃっていました。ですのでもしも今後、作中で有宇の成長が描かれるのであればその成長の中身とは、

自我の獲得

そういうものになりそうな気がしています。
言いかえれば「自分を取り戻す」作業とでもいうのか。有宇がなくした自分を取り戻し、自分がどうしたいのか、「自分の意思を持つ話」になっていくのではないかと。



さて。
ここでちょっと反論を考えてみるならば。
有宇にはちゃんと自我があり、彼が自分の意思を持った人間だと考えることも可能かもしれません。

しかしそう考えると、第7話終盤における有宇のセリフと少し矛盾してくるように思います。友利奈緒お手製のオムライスを食べたあとの彼は、こういう事を奈緒に言いました。

「なあ友利…… 僕はこれからどうしたらいいかなぁ?」

もちろん有宇には、もう生徒会は嫌だという意思はあったかもしれません。しかし、自分がどうしたいのかという意思は特に持たないまま、彼が生徒会の活動を続けていた事を表現したセリフなのではないでしょうか。だから今後のことを奈緒に聞いたのかなと。



これまでの有宇を支えていた土台ですが。
これは歩未によるものだったと思います。
「有宇お兄ちゃんって凄いんですうー」みたいな歩未による「下から目線」。この尊敬を込めた「他人(歩未)からの評価」が有宇を支えてきた土台だったように思います。そして6話から7話にかけ、その有宇を支えてきた「土台が崩壊」しちゃいました。だから土台の崩壊した有宇は、これからどうしたらいい?と途方に暮れたように思います。


「蒼き狼 リローデッド」さんは自身のブログで、アニメタイトルがCharlotte(シャーロット)に決まるまでの、「タイトル候補の変遷」について書かれていました。



有宇について考えるうちに。
たくさんあげられていたタイトル候補の中で、とても気になる単語を思い出しました。

リローデッド(reloaded)

です。
リロードだとその意味は、(荷物を)積み替えるとか、再装填する、などです。


ということで、今後有宇の「成長」が描かれるのならば。その中身とは、

自我のリロード

例えばですがこんな話になるのではないでしょうか。

今のところ私は、Charlotte(シャーロット)の今後はこういう話になっていくのかなぁ、みたいに思っているところです。



えっと……
時間の無いなか大急ぎで書いてしまいました。
雑なところや、間違いなどが多々あると思いますが、すいませんご容赦ください。




▲ カテゴリー「Charlotte」(シャーロット)にもどる


「Charlotte(シャーロット)」関連記事