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ひそかブログ

アニメでするリアルの話、リアルでするアニメの話。そういうのが好きです。

麻枝准の「詩」に対する期待と考察 - アニメ「Charlotte(シャーロット)」直前特番を見て

「Charlotte」(シャーロット)

麻枝准さんの「詩」が好きです。

自分の知っているのは、アニメ「Angel Beats!」(以下AB!と略)のOP・EDと、アニメに出てくる女の子バンド「Girls Dead Monster」(ガールズデッドモンスター)の楽曲ですべてなのですが、それでもAB!に夢中になった2010年当時、麻枝准さんの書かれた「詩(作詞)」に受けた衝撃と感動は、今でも忘れられない思い出として残っています。

自分にとって麻枝准さんというのは、結局のところ「詩人」のイメージ。
もちろん彼は、ゲーム脚本・アニメ脚本・楽曲の提供などなど、マルチな活躍をされている方なんですけど、「Charlotte(シャーロット)」の特番を視聴後にあれこれ考えたことをまとめてみると、私にとってはやはり彼の「詩」が一番強烈だな、と思いました。

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ある意味「テロリストタイプ」かもしれない麻枝准

例えとしてはあまり良くないですけどね。

しかし、もしも違った環境に身を置いていたなら、彼は言葉で人を煽動するテロリストのような存在にもなり得たんじゃないかと。あくまでも個人的な印象ですが自分には、
「テロリスト=詩人」
のイメージがありますので。ひと昔前ならば、「革命家」と例えていいかもしれない。つまり「人の魂を突き動かす言葉を生み出せる人」、という意味です。


テロリストを連想したのは、以前読んだ本の影響かもしれない。
月村良衛(つきむらりょうえい)さんの書かれた「機龍警察シリーズ」のひとつに「自爆条項」(上下)という話があって、「キリアン・クイン」というテロリストかつ詩人な人物が出てきます。

キリアンは「IRA」(Irish Republican Army:アイルランド共和軍)の流れをくむ人物。そしてキリアンの詩に「鉄路」という詩が出てきます。「鉄路」の一節はこうです。

若く老いぼれた君はまっすぐと延びた鉄路を往くか。
愚直に引かれた二本の線の合間を往けば
執念深い悔悟を振り切れるとでも夢見たか


もちろんキリアンの場合テロリストですので、キリアンのつむぐ言葉は麻枝准さんの歌詞とは対極に近い内容です。キリアンの場合、人の社会に対する憎悪をえぐり、人を破壊(テロリズム)へと駆り立てるような内容です。それに対して麻枝准さんの場合は、孤独に自分を見つめながら、人を人生の荒波へと立ち向かわせるような内容、というのか。

対極なキリアンと麻枝准さん。
しかし、「人の魂を突き動かす言葉を生み出せるタレント(素質)」という意味では同じだと思いました。それが麻枝准さんをテロリストに例えた理由です。


彼の詩にはマジックがある

では次に。
具体的に自分の好きな麻枝准さんの歌詞の一節を、ふたつほどあげてみます。キリがないのでふたつだけに。

・「Angel Beats!」のOP曲「My Soul, Your Beats!」(歌:Lia)から。

昨日は遠く 明日はすぐ
そんな当たり前に心が躍った
聞こえた気がした
感じた気がしたんだ
震え出す今この胸で


・劇中バンド「Girls Dead Monster」の曲、「My Song」から。

扉はある そこで待っている
だから手を伸ばすよ
挫けた君にはもう一度戦える強さと自信とこの歌を
落とした涙がこういうよ
こんなにも汚れて醜い世界で出会えた奇跡にありがとう


ブルブルっと震えがくるんですよね、麻枝准さんの詩って。
またまた例えはあまり良くないのですが、彼の詩によって心臓が期外収縮(きがいしゅうしゅく)や心房細動(しんぼうさいどう)を起こしたかのような震えがくる。「規則的な鼓動以外の脈動」をもたらすという感じに。
彼の書く詩にはマジックがある。そう思います。
で、マジックの理由は……何なんでしょうね。

彼がナルシストだからとか?

麻枝准さんの詩はとても「私」的です。
歌詞が自分の内面を深く見つめた話になっている。主語が「君」や「あなた」になった歌詞でも、同時に自分に向かってエールを送っているような歌詞。いうなれば、

厳しい世界に身を置いた自分に対するあふれる「自己愛」


彼の書く詩のイメージとしてはそんな感じ。
その結果、あふれる「自己愛」によってこちらにも震えが来るのかもしれない。自己愛のあふれが私にも届いてくる。「AB!」放映当時は、いくら考えてもマジックの理由に思い至らなかったんですけど、今では、

「自己愛」がひとつのキー

だと思うようになりました。
まあ結局、彼がナルシストだから?ってことにはなっちゃうんですけどね。
麻枝さん、失礼しました。


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TVアニメ「Charlotte(シャーロット)」について

ここまで「シャーロット」のことにふれてないですね。
直前特番を視聴後、私は何に期待するのか? 
そう考えていたら結局この記事のような内容になりました。どうやら自分は、麻枝准さんの「詩人」部分に期待しているようです。少し広げれば、アニメに登場する「曲」に期待している。


特番では、「シャーロット」は主要キャラを絞ったと説明されていました。
麻枝准さんは、「AB!での反省をふまえて」みたいに言っていたので、その結果主要キャラを絞ったのかなと(番組で紹介されたのは5人)。AB!は多くのキャラがワイワイやってるのが楽しかったんですけど。どうなんでしょうね?

またAB!は、個人的には前半が好きでした。
ですので「シャーロット」では、シリーズ構成的に、終盤にグッと力を注いでくるのでは? とも思いました。反省をふまえるというのであればそうなるかなぁ、とね。


「シャーロット」や麻枝准さんについてもっと知りたい方には、こちらの記事 ↓ が参考になると思います。面白い記事でした。


d.hatena.ne.jp


そういや「りきお」さんの記事は、旧ブログ時代にも引用させてもらったなぁ(懐かし……)


最後に

アニメ「シャーロット」の視聴に関して。
私はなるべくフラットな気分でのぞみたいです。まっさらな状態で期待し過ぎず斜にも構えずニュートラルな気分で。

アニメにはフラットに。
そして麻枝准さんの「詩」には期待して。

それが特番視聴後に強く思ったことでした。



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「高城丈士朗=AB!の高松」とのことw




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