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ひそかブログ

アニメでするリアルの話、リアルでするアニメの話。そういうのが好きです。

シドニアの騎士(2期) 第12話(最終回) 感想 - 勲章のカタルシス

シドニアの騎士

「シドニアの騎士 第九惑星戦役」 第12話 「決戦」の感想です。

「ただいま、じいさん」
長道の右手には誇らしげに勲章が。

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長道の奮闘が、勲章という形になった名誉へと昇華。
同じ男としてカタルシスを感じさせるいいシーンでした。


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「〇はすごくマズいわよ」

驚いたセリフがサマリ・イッタンにひとつ。
「中はすごくマズいわよ」
サマリさんアンタいったいなにを ?! 

「座位」(ざい)状態になった全裸星白もどき&長道。
そこにこのタイミングでそのセリフとは!

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もう「中〇しはマズいわよ」と言ってるようにしか(小声) 

「〇出しはマズイわよ」みたいに聞こえたわけは、制作陣の狙った意図をちゃんと汲み取れた結果なのかそれともおのれの心が腐っているだけなのか…… よくわからんです。とりあえず強烈だったサマリさんのひとことでした。

追記 ×サマリ → 〇佐々木主任 コメントでご指摘いただきました)  

紅天蛾の胞状分解が悲しかった…… けど

紅天蛾(ベニスズメ)の最後は悲しい気分に。
これで星白の姿は最後なのかなと。

たしかにガウナのつくった星白もどきにはキモさがあるんですけどね。それでも残念と思うのだから不思議なものです。

あのまま星白もどきが行為を続けていたらどうなったんだろう。
長道は最後ガウナに乗っ取られた形になったのかな? 


紅天蛾(ベニスズメ)の中にある星白の意識。その残った意識が「願望」としてベニスズメにああいう行動を取らせたのでしょう。またガウナは、戦略として長道の星白に対する好意を利用したのかもしれない。

「星白のマネをするのはやめろ…… ガウナッ!
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長道は、何かを振り払うように星白もどきを「ガウナ」呼ばわり。
たしかに目の前の姿形こそはまぎれもなく星白。しかし星白ならば、こんなふうに全裸で積極的に迫ってくるはずがない。星白もどきの見せた積極性。それこそが星白ではない証(あかし)。
ゆえに長道は、星白もどきを「ガウナ」と呼ぶことで、おのれに残った最後の迷いを断ち切ったのでしょう。

「はっ …… いやっ」

継衛の頭部ごと分離されたベニスズメ。
星白もどきの見せた表情が何とも悲しい。揺れる瞳孔がウルウル感を強調していて。

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あぁ、最後は残念で気の毒になっちゃったなぁ…… 
そう思っていたのですが続きがあって驚きました。
なんとコクピット内には星白もどきがそのままいるじゃないか。しかも息してるっぽいし。

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いやぁ……
参ったなこりゃぁ ( ;´Д`)
なんという「お持ち帰り」の品なのかっ !! 長道「惑星ナイン」に行ったと思ったら、


おみやげに全裸星白をお持ち帰りするとは……


さらに両手にはつむぎをお姫様抱っこで。長道の天然ハーレムパワー恐るべし。いいかえるならば「でかした!」とも言えますけど。


ペンタゴン×ペンタゴン

アニメSHIROBAKOじゃないけど「万策つきたああっ」
そんな「刀折れ矢尽きる」状態の継衛改二&瀕死つむぎを救ったのは、隼風(ハヤカゼ)からの長距離援護射撃でした。

まぁ援護はちょっと唐突だったかな?
(いつの間に ?!) 
サマリ・勢威(せいい)・弦打(つるうち)たちの出撃シーンがあとから挿入されたので、(惑星ナインへいつの間にきたの?)と思いました。


それはさておき。
隼風はいったい全部で何機来たのだろう?
気になったので画面を止めて数えてみました。数は全部で25機。面白かったのは隼風同士でつくるその形です。

「5機×5角形」だったんですね。
隼風同士が、5角形の5機掌位(しょうい)を組み、さらに5機掌位が5つ集まって正五角形(ペンタゴン)を形づくる。

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ペンタゴン×ペンタゴン。

全25機による、5×5なペンタゴンの形が面白かったです。これまで「シドニアの騎士」の掌位は、基本が4の倍数だったので、正五角形がとても新鮮に感じられました。


勲章のカタルシス

寺山修二はその著作「墓場まで何マイル?」の中で、ウィリアム・サローヤンの言葉を引用していました。

あらゆる男は、命をもらった死である。
もらった命に名誉を与えること。
それだけが、男にとって宿命と名づけられる。


今回の長道は勲章を授与されました。
名は「八機掌位勲章」(はっきしょういくんしょう)。この「勲章という形あるもの」が、ウィリアム・サローヤンの「名誉」にあたるのでしょう。もらった命に与えられた名誉。勲章という形であらわされた名誉。長道の奮闘が「形」になった瞬間だと感じました。


勲章授与式後の長道は里帰りを。
墓参りするように、じいさん(斎藤ヒロキ;声:小川力也)に対する報告をしていました。

「ただいま、じいさん」
こんなのもらっちゃったよ」
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(「出撃司令」が入る)

「じいさん、俺行くよ」(勲章をぎゅっと握り)
「継衛にのる!」


じいさんに対するこれまでの経過報告。
それにはこの「勲章」を見せるだけで十分。言葉を弄(ろう)さずとも、それだけでじいさんには十分伝わる。

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長道の常人離れした奮闘ぶりや、シドニアに対してより強まった愛情など、すべて凝縮されているのがこの「勲章という形」じゃないかと。同じ男として、カタルシスを感じさせるシーンでした。名誉が勲章という形になったのが良かったですね。


いわば「勲章のカタルシス」……か


勲章を見つめながらゆらゆらと揺れる長道の瞳孔。
その姿を見ながらカタルシスを感じ、胸にじんわりと感動が去来した場面でした。

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最後に

最後のエンディングは1期の主題歌「シドニア」で締め。
選曲がいいサプライズでした。MADのような総集編動画もサプライズ。おかげで今朝の通勤BGMが「シドニア」になったほどでしたよ。
ウチクダケ~♪


さてここまでは今回の話にしぼって感想を書きました。
このあと時間をみて、次の記事では「シドニアの騎士 第九惑星戦役」全体を振り返る「総括記事」を書きたいと思っています。



ということで。
3ケ月にわたり放送されてきた「シドニアの騎士 第九惑星戦役」 第12話が終了です。

アニメ制作に携わった方々、お疲れ様でした。
1期からさまざまな部分が「進歩」している!と強く感じた2期でした。ありがとうございます。

アニメを最後までご覧になった方もお疲れ様でした。
私のつたない感想を読んでくれた方々、ほんとにありがとうございます!
それではまた~ (・ω・)ノ



「シドニアの騎士(第2期) 第九惑星戦役」 全12話

(スタッフ)
原作:弐瓶勉
監督:瀬下寛之
シリーズ構成:村井さだゆき
アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
製作:東亜重工動画制作局、MBS

(キャスト)
谷風長道(たにかぜ ながて):逢坂良太
白羽衣(しらうい)つむぎ/紅天蛾(ベニスズメ):洲崎綾
科戸瀬 イザナ(しなとせ イザナ):豊崎愛生
科戸瀬ユレ:能登麻美子
緑川 纈(みどりかわ ゆはた):金元寿子
岐神 海苔夫(くなと のりお):櫻井孝宏
岐神 海蘊(くなと もずく):佐倉綾音

仄(ほのか)シリーズ:喜多村英梨
サマリ・イッタン:田中敦子
勢威 一郎(せいい いちろう):坪井智浩
弦打 攻市:鳥海浩輔
小林艦長:大原さやか
落合:子安武人
佐々木:本田貴子
丹波新輔:阪脩
ヒ山 ララァ(ひやま ララァ):新井里美
偵察隊隊長:藤吉浩二

オープニング曲
「Angela / 騎士行進曲」

エンディング曲
「カスタマイZ / 鎮魂歌 -レクイエム-」



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