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ひそかブログ

アニメでするリアルの話、リアルでするアニメの話。そういうのが好きです。

ログ・ホライズン 第2シリーズ 第14話 感想 - 彼(不屈の忍者ヒーロー)ならどうするかな?

ログ・ホライズン

ログ・ホライズン 第2シリーズ 第14話 「カナミ、ゴー!イースト!」の感想です。

大地人の村を助ける義理なんて無い。敵を攻略できる見込みもまるでない。
こんなシチュエーションに置かれてみて。
彼ならどうするかな? 不屈の忍者ヒーローならば。

ログホライズン第14話のレオナルド

第14話は、そんなレオナルドの自問自答シーンがクライマックスでした。


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「ログ・ホライズン 第2シリーズ」の放送が終了してはや2ケ月が経過。
タイミングは全然遅いのですが、第14話の感想を書いてみます。

「カナミ、ゴー!イースト!」の小説版の感想は以前書きました。↓


中身は登場人物、舞台設定や用語、「カナミ、ゴー!イースト!」の印象点、アニメが1話で済ませた理由の予測、などなど。ですのでこちらの感想記事では、アニメで印象的だった部分だけに絞り、2点ほどふれたいと思います。

第14話のクライマックス、レオナルドの自問自答シーン

朝日を背に浴びながら、座り込んだレオナルドは自問自答を。
「彼ならどうするかな? 不屈の忍者ヒーロー」

不屈の忍者ヒーローとは、レオナルドがコスプレしている「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」(Teenage Mutant Ninja Turtles)のこと。春翠(チュンルウ)の所属している、〈楽狼狼騎兵〉(らくろうろうきへい)のレギオンレイドチーム総勢96名を全滅させたノール〈灰斑犬鬼〉のうち、500体が村へと向かっている。さて自分はどうしたものか……


大地人の村を助ける義理なんて無い。敵を攻略できる見込みもまるでない。
しかし、カナミ・エリアス・コッペリアは「行く」という。

じゃあこんなときに……

彼ならどうするだろうか? それがレオナルドの自問自答の中身。
彼の出した答えはシンプルなものでした。

「決まってる。そんなのはじめから分かってた」
「行く」


個人的な第14話のクライマックスはここでした。
己の中にあるヒーロー像に憧れているレオナルド。
子供らが喜んで群がってくるほどにコスプレも完璧。そんな彼にとって、迷いをみせるような場面ではないですよね。迷いをとっぱらうために、もしも彼(忍者ヒーロー)が自分(レオナルド)の立場だったなら…… と自問自答したのでしょう。

自分もヒーロになりたい、かつて憧れた彼らのように。
ならば答えなんて最初から決まっているじゃないか。

そんな感じで、胸にせまってくるいいレオナルドの自問自答のシーンでした。

 
またこのシーン。
演出としての小技が効いているなと。
「彼ならどうするかな? 不屈の忍者ヒーロー」(剣がピーン☆)「決まってる(マスクをグイッと装着)。そんなのはじめから分かってた」
ピーン☆と音を立てて光る剣と、グイッと装着するためのマスクという、小道具を使った小技が効いていると感じたシーンでした。

ログホライズン第14話のレオナルドの剣が光る
ログホライズン第14話。マスクを装着するレオナルド


カナミの説明役をコッペリアが担うのが分かりやすい

「ログ・ホライズン」第2シリーズ第14話の目的のひとつは、カナミを描くことだったと思います。
何度も何度も、うわさ話や回想シーンには出てくるカナミですが、実際に出てくるのは初めてとなる回。もちろん、カナミ自身の言葉や行動も描かれましたが、それ以上にカナミの説明役をコッペリアが担っていたのが分かりやすい点でした。

レオナルドはコッペリアに、カナミとはどんな人なのか?という質問をしました。コッペリアの答えは、

「マスター(カナミ)は黎明(れいめい)のような人」

というもの。

カナミゴーイースト。マスターは黎明のような人

黎明とは、「夜明け、明け方、新しい事柄の始まる時期」などの意味。
「黎明のような人」とは、まっ暗闇にいる人物に光の訪れる予感を、朝の訪れを予感させてくれる人、という意味だと思います。これは、コッペリアの心理状態の変化なんでしょうね。


夜の空は闇。
やがて空は暗い紫となり、紫紺から群青へと徐々に青が増してゆく。

カナミと出会ってからのコッペリアの心の色は、黎明の空と同じような変化をたどってきたのでしょう。その自身の変化を指して、コッペリアは
「マスターは黎明のような人」
とレオナルドに語ったのだ、と理解しました。

コッペリアの過去

そしてコッペリアと同様、エリアスの心も同じような軌跡を描いてきた。だからコッペリアとエリアスのふたりは、助けに行くというカナミに躊躇なく同行すると答えたのでしょう。

第14話はそんな感じで、カナミのことをよく知らないレオナルドに対し、カナミの説明役をコッペリアが担う、という形にしたのが分かりやすくて良かったと思います。私もこのシーンによって、カナミのことがつかめたと感じました。


最後のまとめ

アニメ版と小説版とでは、おのずと感想も違ってくるものですね。
また、アニメでは「カナミ、ゴー!イースト!」が1話で描かれたため、使われた尺自体も小説とアニメでは全然違いますし。

そんななか、レオナルドの自問自答シーンでかかった劇判は「記録の地平線」
サントラ1枚目の34曲目です。
「彼ならどうするかな?」のセリフと同時に「記録の地平線」がスタート。
アニメ1話分という短い尺の中で、スタッフが最も力を入れたかった場所は、劇判からもここなんだろうな、と感じさせる選曲でした。

↓「記録の地平線」の動画です。


いやぁ、ログ・ホライズンのアニメ感想とか久しぶりですねー
新鮮な気分がして胸が躍りました。



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「ログ・ホライズン 第2シリーズ」 (全25話)
(スタッフ)
原作:橙乃ままれ 
監督:石平信司 
シリーズ構成:根元歳三 
ストーリー監修:桝田省治 
キャラクター原案:ハラカズヒロ 
制作:スタジオディーン

(キャスト) 

カナミ:井上麻里奈
レオナルド:阪口周平
エリアス:平川大輔
コッペリア:五十嵐裕美
KR:三木眞一郎
春翠:加隈亜衣

シロエ:寺島拓篤 
アカツキ:加藤英美里 
カズ彦:加藤将之

OP 「database feat. TAKUMA(10-FEET) / MAN WITH A MISSION」 
ED 「Wonderful Wonder World* / Yun*chi」 



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