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ひそかブログ

アニメでするリアルの話、リアルでするアニメの話。そういうのが好きです。

血界戦線 第6話 感想 - 記憶の忘却プロットが笑いのネタへと昇華

血界戦線

「血界戦線」 第6話 「Don’t forget to Don’t forget me」の感想です。

記憶を失う話はこの世に数多(あまた)あれど。
それを涙から笑いへと持って行くところが良かったです。
笑いから涙。そしてまた笑いへと。
とても良くできたエピソードでした。

そのバーガーひと口ください
「食いしん坊かーいっ!」


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みなさんどーもおはようございます。
昨夜のひそかは、ずうっとブログのカスタマイズにいそしんでおりました。テンプレートを変え、パソコン版の見出しを変え、さらにスマホ版の見出しの方も変えてと… 長時間モニターとにらめっこ。結果、ブログが少しでも見やすくなっていたら嬉しいです。

では話を血界戦線第6話の感想へ。今回は情報の整理をする必要は無さそうですね。
印象的だった点を3つあげてみます。

記憶のタネ明かしが面白かった

ネジ(声:大谷育江)が不思議なことを言いました。
「ネジに母の記憶無し、母にネジの記憶無し」みたいな。

え…… それってどういうこと ?!
ネジが母の記憶を持っていないことはわかります。
よくあることですよね。たとえば、別れたのがまだ幼いときだったからよく覚えていないとか。

しかし、ネジの母がネジの記憶を持っていないってことは意味不明でした。わけが分からず一瞬頭がフリーズしたほど。


答えが明かされたのはBパート開始直後。
二人組チンピラで、ガスマスクをしていなかった先輩の方に、ネジ襲撃記憶の完全なる欠如が見られた場面でした。

「(ゆうべのことを)覚えていない ?!

ああそういうことか!
ネジのふき出すピンクのガスには、記憶デリートの効果が含まれている。だから、ネジの母にはネジの記憶がなかったのか…… 

血界戦線第6話のネジのガス


もしかしたらネジ家には、DV*1があって、あるときネジがキレてプシュゥゥーッとなって、母親が「アンタだれ?」となって…… と、ネジ家にはそんな過去があったのでは? 

母親が息子ネジの記憶を持っていないという不思議。
その謎があかされる場面が面白かったです。

義眼開眼! 感情を昂ぶらせるカメラワーク

クライマックスのひとつは、レオが怒りを爆発させる場面。
ボコられるネジに、レオが怒りでくわっと目を見ひらき、「神々の義眼」を発動させる場面でした。義眼開眼!


以下、そのシーンのセリフと画像です。

「(記憶の)リサイクル可能とか、ヤバすぎでしょ」
ネジが殴られる場面その1
ネジが殴られる場面その2

ネジ「レオくん。僕ガマンするよ。忘れたかないもん」
ネジが殴られる場面その3

「よせ…… 」
血界戦線第6話感想

「やめろ… お前らぁ…」
レオ怒りで神々の義眼発動その1

「いい加減にしろぉぉぉっ!!」
レオ怒りで神々の義眼発動その1
レオ怒りで神々の義眼発動その2


レオ忘れがたし。
そのために、殴られてもひたすら我慢を続けるネジ。しかし見かねたレオがついに爆発! 涙の出る場面でした。我慢我慢でついに最後爆発。なんだか、高倉健さんの映画にもありそうなシチュエーションですね。


また、レオの義眼が開眼するまでのカメラワークがナイスアシストで。
より一層こちらの感情を煽るような、地面スレスレ、高速低空飛行のようなズームアップになっていました。

カメラのスタートは床の低い位置から。
そこからぐううっとレオにハイスピードズーム→レオの右目へとズームアップ→「神々の義眼」グワッと開眼! 
興奮しました。
カメラワークがこちらの感情をさらに昂ぶらせる!
気に入って何度もリピートしたほど。GJ! (・ω・)b

記憶の忘却プロットが笑いのネタへと昇華

記憶をなくすことをプロットにしたエピソードは、この世に数多(あまた)ありますよね。

有名どころでは映画「メメント」(監督:クリストファー・ノーラン)あたりでしょうか。それといわゆる「ループもの」と呼ばれるジャンルなども。

これらの作品は、登場人物同士の記憶の齟齬(そご)が視聴者の感情を揺さぶる要素になっていると思います。たとえば「魔法少女まどか☆マギカ」の暁美(あけみ)ほむらと鹿目(かなめ)まどかとか。一方は知ってて、もう一方は事情を知らない、みたいな。

「記憶の忘却」をプロットにしたエピソードの多くは、シリアス調に彩られた作品が多いと思います。しかし「血界戦線」の第6話は、最後を笑いで締めましたよね。そこが今回良かった点のひとつです。


これでネジとはお別れかなぁ……
そんな雰囲気が漂うなか、こちらに走ってくる見慣れた丸っこいヤツが。

あっ!再会するのね! ドカーン!
トラックにはねられるネジf:id:hisoka02:20150510102727p:plain


笑った。
なんかもう、トラックドカーン!で、「あっ!これは出会いのシーンのリピート?」と先の展開が脳内に浮かんできて、その「先の読める感」が可笑しかったです。

トラックに吹っ飛ばされた事などお構いなしのネジは、

「すいません。そのバーガーひとくち下さい」
そのバーガーひと口ください
「食いしん坊かーいっ!」

やっぱりそうきたか!( ̄▽ ̄)
期待通りの展開に笑いがこらえきれない……

そのツッコミと展開、
こっち(視聴者)は覚えている。でもそっち(レオとネジ)は覚えていない。
そのギャップに笑っちゃうシーンでした。


さきほど、登場人物同士の記憶の齟齬(そご)が視聴者の感情を揺さぶる要素って書きましたけど、「血界戦線」 第6話の場合は、視聴者と登場人物の記憶の齟齬が笑いを誘う要素だったって感じでしょうか。

記憶を失う話を、上手にネタへと昇華していたんじゃないかと。
シリアスはシリアスで涙を誘っていいものですけど、レオ&ネジの場合は、笑いの方が似合ってますよね。

ジャック&ロケッツをほおばるレオとネジ
バーガー「ジャック&ロケッツ」をほおばるレオとネジ

最後に

頭部出血したレオは、目が覚めると病院のベッドに。
なんかこういうのも既視感がw 目覚めるとそこはベッド。これまでにも何度かありましたよね。

目が覚めると病院のベッドだった
ベッドの上のレオとソニック


「(自称)ブラック」(声:釘宮理恵)とレオの会話がありました。
ブラックはホワイトの兄。ちまたでの呼ばれ方が「絶望王」の人かな? ブラックはおそらく、今後の重要キャラなんでしょう。ひとまず今回は、「互いの名刺交換」ぐらいの感じで終わりました。

レオとブラックとホワイトの出会い


ということで血界戦線の第6話。
笑いから涙。そしてまた笑いへと。
よく練り込まれたストーリーだと感じました。面白かったです。



「血界戦線」全12話
原作:内藤泰弘(集英社/ジャンプ・コミックス刊)
監督・音響監督: 松本理恵
シリーズ構成:古家和尚
アニメーション制作:ボンズ

レオナルド・ウォッチ:阪口大介
スティーブン・A・スターフェイズ:宮本充
チェイン・皇(すめらぎ):小林ゆう
ホワイト/ブラック:釘宮理恵
アマグラナフ・ルォーゾンタム・ウーヴ・リ・ネジ:大谷育江

オープニング曲
「BUMP OF CHICKEN / Hello,world!」
エンディング曲
「UNISON SQUARE GARDEN / シュガーソングとビターステップ」



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*1:domestic violence;家庭内暴力のこと