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ひそかブログ

アニメでするリアルの話、リアルでするアニメの話。そういうのが好きです。

ログ・ホライズン 第15話 感想 – 声を掛け合いながら戦う姿がいかにも一緒に戦う「仲間」

ログ・ホライズン

ログ・ホライズン 第15話 「襲撃」の感想です。

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- 実に情けないっ! なんで勝てないんだ !? -
そんなふうに悩んでいたルディたち初心者パーティー。
しかし話し合いでうまくいかない原因をしり,それを戦闘勝利という結果に活かす回でした。
初心者がぶち当たった壁を越える瞬間というのはいいもんですね。

 「ログ・ホライズン」(LOG HORIZON) (全25話予定)

原作:橙乃ままれ
監督:石平信司
シリーズ構成:根元歳三
ストーリー監修:桝田省治
キャラクター原案:ハラカズヒロ
制作:サテライト

シロエ:寺島拓篤
直継(なおつぐ):前野智昭
アカツキ加藤英美里

トウヤ:山下大輔
ミノリ:田村奈央
五十鈴(いすず):松井恵理子
ルンデルハウス:柿原徹也
セララ:久野美咲

マリエール:原由実
小竜:逢坂良太

OP 「database feat. TAKUMA(10-FEET) / MAN WITH A MISSION
ED 「Your song* / Yun*chi

※原作既読です。




登場した単語を紹介しながら今回の話を振りかえってみます。


■ 前半は初心者パーティー。過程(話し合い)の次はその成果を試す結果(戦闘)へと

ルンデルハウスが〈オーブ・オブ・ラーヴァ〉を使用する理由。
それは「キャストタイム」(発動時間)が2秒,「リキャストタイム(再使用規制時間)」が18秒とまずまず回転がいい事でした。さらにアニメではふれられませんでしたが,集団攻撃魔法でありながら仲間を巻き込まないこともその理由のひとつ。いわゆる「フレンドリーファイア(Friendly Fire)」(味方へのダメージ)が発生しない。これは重宝しそうな特技ですね。

しかし前衛職で壁役のトウヤとしてはそれでは困る。
「ちょっと待ってくれよ」

例えばサムライの使う「タウンティング(挑発特技)」の中で,「飯綱斬り(いづなぎり)」の射程はせいぜい3m。「武士の挑戦」の場合は着弾に2秒かかる。


つまりどういうことなのか。互いに射程に入りしだい攻撃を仕掛けたとすれば…
「〈オーブ・オブ・ラーヴァ〉が先に命中する。敵を引きつけようとしたこっちの攻撃が無駄になるんだ。相手がそっちに向かうのは当たり前」

トウヤの使っていたタウンティング(挑発)は効果を発揮していなかったと。これは壁役として悲しい…
トウヤとしては,〈オーブ・オブ・ラーヴァ〉を使うのは構わないけど,使うならば敵の注意(ヘイト)を十分に自分に引きつけ終わってから使って欲しいってことでしょうね。


五十鈴は覚えたての特技,〈臆病者のフーガ〉について説明です。
〈臆病者のフーガ〉は,「戦士職以外の人が与えたダメージを低くみせかける」という,かけっぱなし(永続式)で効果のある特技。これは後衛職の攻撃によるヘイト上昇を抑える効果のある援護歌。


「そんな特技があるのか! 聞いておいてよかった」

自分以外の特技について何も知らなかったことを知るルディ。いや,ルディだけじゃなく他のメンバーも同じかな?
今回の話し合いで互いについて何も知らないことを知った初心者パーティー。
いわゆる「無知の知」ってヤツでしょうか。よく知らないということに気がついた,というのは大きな前進。素直に謝罪するルディがとても謙虚で紳士的です。


そこまで他の職業に無知なものか?と思う人もいるでしょうけど,ネットで攻略サイトが見れないので,他人から教えてもらわない限り知ることができないのだと思います。トウヤ&ミノリはゲーム開始後すぐに大災害でしたし。また,今回の前半はゲームなどにあるチュートリアルみたいでしたね。製品の機能や使用方法を解説した作りになっていると感じました。



過程(話し合い)の次はその成果を試す結果(戦闘)へと。
それぞれの役割分担を理解した彼らは,以前とは違う姿を見せてくれました。

―― きたっ!!
〈飯綱斬り〉っ!」

まずはフォーメーション(戦闘陣形)。トウヤは前線を支え敵の攻撃を一身に引き受ける役。
その基本的なフォーメーションを当たり前のように成立させるためには全員の協力が必要。

「あっち(スケルトンアーチャー)は任せた!」

トウヤがスケルトンをおびき出し,引き離した弓持ちスケルトンを他のメンバーが担当。ルディは
「君1体ならば〈オーブ・オブ・ラーヴァ〉よりもふさわしい呪文があるんだよ。食らいたまえ。〈ライトニング・チャンバー〉っ!」
まずは一体撃破です。


フォーメーションの次はオペレーター(情報監視者)
全員のHPを監視して気をつける役割はセララに。
回復役が2人いるパーティーですけど,メイン回復役を決めた方が無駄にならない。二人同時に回復魔法を唱えてしまうと,余剰に回復したりして無駄になりますもんね。逆にピンチの時に二人ともリキャストタイムの真っ最中ということも起こり得ますし。

トウヤは再度スケルトンを挑発し,さらに声による連携を。
「さあもっとかかってこい! 〈武士の挑戦〉っ!」
「ミノリは確認! 五十鈴姉とルディ兄は攻撃準備頼む!」


オペレーターの次はフィールドモニター(戦域哨戒)。担当はミノリ。周囲の伏兵や,敵の増援を監視する役。
「通路確認。後続の巡回,視界に無し!」

これで目の前の敵だけに専念すればいい。
五十鈴は〈レゾナンスビート〉,ルディは〈オーブ・オブ・ラーヴァ〉〈フリジット・ウインドゥ〉を使用して目の前の敵を一掃。



目の前の敵がいなくなった所で最後はパトロールファイル(警戒隊列)へと移行。
パトロールファイルは,移動中もフォーメーション(戦闘陣形)とフィールドモニター(戦域哨戒)を維持する行動方法。
なんか5人が固まって移動する様子がミョーにほほ笑ましいんだけど(笑)
おっかなびっくり移動してるように見えてちょっと可笑しかったです。


「勝った…のか?」
「後続はきません。今回の戦闘は終了です」
「やったーっ!」 

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喜びを爆発させるトウヤたち初心者パーティー。
こんなにも戦闘が変わるものなのか…。終わってみれば楽勝にもみえましたね。
互いに声を掛け合い相談する。そういうことが何よりも大事。
トウヤたち初心者パーテイーは一つの壁を越えたようです。



アイキャッチはなんとサファギン(笑)
サファギンの千手観音ですか。




■後半は日常を描きながら最後は急展開へ

宮廷の夜。
シロエは疲れている様子です。無理もないか。リ=ガンから知らされた情報の衝撃が大きすぎる。
そこに念話を知らせる鈴のような音。ミノリの声が弾んでます。戦闘が上手くいった喜びを抑えきれず報告するミノリに笑みがこぼれるシロエ。以前とは逆で,今度はシロエがミノリから元気をもらった感じですね。後輩たちが壁を一つ越え前に進んでいるんだ。自分も前に進まなければ。

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ミノリ・セララ・五十鈴の3人は,戦闘の汚れを落とすため水着で水浴び。
これはサービスシーンととらえていいのかどうか…。判断に困るような色気のなさで(失礼)
セララの体型が細くて驚きました。こんな細かったっけ?
過酷なダンジョン攻略の連続で,ぽっちゃり体型セララもさすがに少しやせちゃったってことか…

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レイパーカーの明太子ホットサンドを思い出し興奮するルンデルハウス。
ハッハッハッハッ…

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(分かった! ゴールデン・レトリバー!) 
ルディはあの大型犬に似ている。頭がよくて,気品があって,偉そうでたれ目でちょっとおバカで,人なつっこいところなどもソックリ。だから自分はドキドキしないのか…

「アキバに戻ってもいつでも連絡してくるといい」
「じゃあさ。ルディのことをフレンドリストに登録しておく。明太子ホットサンドも食べにいこうね~」

しかし連絡を取るための「フレンドリスト登録」は出来ませんでした。二回繰り返しても出来ない。
どうして……?
固まった表情のルディ。なぜ彼のことを「フレンドリスト登録」出来ないのか。大きな伏線のひとつです。



ラストは大量の「サファギン(水棲緑鬼)」が大襲来。
空飛んでるし!(汗) 
進撃の巨人」1期目のOP映像を連想しました。ラストで多すぎだろ!(笑)というくらい大量に空中に飛び出す調査兵団の映像。サファギンは立体起動装置でも持っているのか? まあ実際には水中で勢いをつけて飛び出したんでしょうけど,それでも空を飛んでくる大量のサファギンに驚かされました。

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いやあサファギンキモいわー
CGで描かれたので,ウヨウヨ動くサファギンがいい感じに気持ち悪かったです。
外伝コミック「にゃん太班長 幸せのレシピ」の中で,口にした「おかかおにぎり」の材料がサファギンと知り,トウヤがぶ――っとはきだす場面があるんですけど,そのトウヤの気持ちが分かった気がします。



それにしても多すぎる…
サファギンのレベル自体は大したことないにしても,あまりにも数が多すぎる。初級レベルがメインの合宿組はどうすんだ? マリエールが仲間を呼びに走り,小竜が「うおおおおっ!」と叫んだ所で今回は終了でした。


↓ シロエとモンスターのサイズ比較図です

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左から,シロエ,ブライアウィーゼル,アスコットクラブ,サファギン,スケルトン,スケルトン・アーチャー




■初心者が最初にぶち当たる壁

たがいの事を知り役割分担を明確にし,ただのパーティーが本当の仲間になる。
こういうのって何に似てるだろう? 野球における1・2番とクリーンアップの役割分担とか,サッカーにおけるフォワードとディフェンダーの役割分担とかいろいろあると思うんですけど,自分は「バンド」に似てるかなと思いました。

ドラムがテンポをにない,ベースがグルーブ感を生み出し,ギターやキーボードが和音とメロディーを奏で,ヴォーカルがバンドの生み出したサウンドにのせて歌う。
バンドって各パートの役割が明確ですもんね。

以前のトウヤたち初心者パーティーは,自分の演奏だけに必死で回りの音が全然耳に入っていない状態みたいなものだったんじゃないかと。たがいの出す音が耳に入れば,おのずとバンドが鳴らす音も変わってくると思います。

随分昔の話ですが自分もバンドをやっていた時期があり,やはりバンド初心者のときは自分の演奏をこなすのに必死でした。で,試しに録音してみた初めての演奏はというと……。ヒドいものでした(苦笑) バラバラ。お互いを活かし合っているどころかお互いを殺し合っている…。
それが他のメンバーが鳴らす音を多少なりとも理解し,ある程度耳に入るにつれて,バンドとしての音もまとまっていったと思います。調子のいい時はノリがよかったりもするんですよね。


たがいの事を知り役割分担が明確になる良さ。
もう一つ良かったのは「声かけ」の部分でした。

こっちのスケルトンは自分が引き受ける。だからそっちを任せる。
ミノリは周囲の確認を。周囲に敵影なし。ならば五十鈴とルディは攻撃準備を。


そうやって声を掛け合いながら戦う様子は,いかにも一緒に戦う「仲間」って感じがします。
仲間になって初めて自分に近いレベルの敵と戦える。それは初心者が最初にぶち当たる壁。
なかなかこの世界の戦闘はシビアですね。




■最後に

今回は緩急をつけた構成に感じました。
前半で戦闘を描き,後半は日常ののどかさを描き,最後はモンスターの大襲来を描く。
急→緩→急 という構成だったなと。最後にヒキをつくって終わりました。

アカツキの登場は決して欠かさないんですね。
欠けた月と,死亡により欠けてゆく記憶とをかけたんでしょうね。


これで原作の第3巻が終了です。
次回からは第4巻に入り,第16話のサブタイトルは「ゴブリン王の帰還
いよいよ大規模戦闘の開始です。


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