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ひそかブログ

アニメでするリアルの話、リアルでするアニメの話。そういうのが好きです。

ログ・ホライズン 第6話感想の補足 - ギルドを潰し、退場させることは可能なのか?

ログ・ホライズン

ログ・ホライズン2 キャメロットの騎士たち

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本日(2013年11月),アニメ「ログ・ホライズン」第6話の原作部分をじっくりと読んでみました。第6話感想の補足を兼ね,原作から三か所ほど抜粋・引用してみたいとみます。内容は,

1.シロエとにゃん太のシーンから
2.ミノリとシロエの念話シーンから - ミノリの回想
3.ギルドを「潰し,退場させる」ことは可能なのか?

の三か所です。


原作から抜粋・引用した部分を先に書いて,あとから感想をまとめて簡単に書いてみます。

1.シロエとにゃん太のシーンから

(以下原作からの引用部分です)

- アキバの近郊で出会ったPKや,ススキノの街で出会った強盗団まがいの連中の事も思い出す。
ギルドというシステムは,腐敗しやすい側面があるのも事実だ。縄張り争いが常態化した大手ギルドではモラルが低下していくのは容易(たやす)く想像できる。
「……まぁ確かに,そういう側面はあるのかもしれないにゃ」
にゃん太はシロエの述懐に答える。

「でも,腐らないものがあったら逆にそれは信用ならないのにゃ。
生病老死(せいびょうろうし)は三千世界の理(ことわり)なのにゃ。生まれ出たものは,腐りもすれば,病に苦しみもする。老いて衰えることもある。いずれ死を迎える。たしかにそれは苦しいことだけれど,それを否定するのは,誕生を否定するのと同じことなのにゃー。

シロエちはわかっているはずなのにゃ。たとえば<あそこ>は確かに特別に居心地がよかったけれど,それはみんなが思ってたから居心地がよかったのにすぎないのにゃ。
誰もがなにもせずにただ得られる宝は,所詮,宝ではないのにゃ」

- ああ,本当に,そのとおりだ。
その努力は余りにも自然で皆が当たり前のように行っていたから,努力だとすら気が付かなかった。だが,今ならそれが尊いことだとわかる。目の前の猫耳の仲間が,目に見えない努力をどれくらいしてくれていたのかも。


「班長。僕はどうすればいいのかな……」
「一番すごいことをするといいにゃ」
「すごい……」


もし「一番すごいこと」を望むのならば。それを望むのが許されるのならば。
シロエには支えきれないような大きな責任と共にではあるが,考えつく策がある。
もし,ともに背負ってくれる仲間がいるのならば -



2.ミノリとシロエの念話シーンから。ミノリの回想

- 開きかけた願いの扉を閉じるように,ミノリは咳払いを,小さくひとつだけする。
大丈夫です,と。

「ほんとに?」
シロエが再び尋ねる。その声は優しくて,ミノリは一緒に遊んだ頃を思いだしてしまう。
トウヤが敵に突っかけて,自分がそれをフォローするために走り込み,その不自由な動きがかえって敵の増援を呼び寄せてしまったときのことを。

シロエが眠りの呪文で増援を無力化している間にトウヤが必死で戦い,自分はみんなの回復をしてゆく。敵は多くてHPはいつも赤く染まった表示。てんてこ舞いでMPは尽き果てて,もうダメだ,全滅だ! と何度も思いながらも,最後にはへとへとになって3人で生き残った。

レベル90といえば,<エルダー・テイル>では最高峰だと聞く。
死んでしまえば,ペナルティとして経験値が下がってしまうというのに,たかが10レベル前後の自分たちに付き合わせて生死の境を彷徨(さまよ)わせてしまった。それが情けなくて,申し訳なくて,必死に謝って,トウヤの頭もげんこつで叩いて謝らせた。自分たちなんかのために,シロエの大切な経験値を傷つけてはいけないと。だがそれなのにシロエは子どもみたいな笑顔で笑っていた。

- 僕は面白かったよ。冒険だもんね。
ピンチだからこそ身につく技術ってあるもんだよ。……ミノリはちょっと行儀がよすぎだと思う。
楽しかったよね? 僕は楽しかったよ。

その声が優しくてミノリは救われた。そしてその時と同じ優しさが,念話の目に見えない回線を通して伝わってきている。だから,もう一度だけ咳払いを返す。
- 大丈夫です,と。

そうすれば,今度シロエと出会ったときに,笑顔で話が出来るかもしれないから -



3.ギルドを「潰し,退場させる」ことは可能なのか?

- ギルドが解散するというのは,ギルドリーダーが解散決定をするか,すべてにメンバーがギルドから脱退するしかあり得ない。システム上,そうなっているのである。

PKという手段は,確かにプレイヤーキャラクターを殺すことができる。しかし,この世界は<エルダー・テイル>を受け継いでいる。ゲーム的なのだ。「死からの復活」が自動的なこの世界において,殺害は決定的なダメージにはなり得ない。ギルドメンバーの士気や財産に影響を与えることはできるかもしれないが,ギルドの存続そのものを直接左右することはできないはずだ。

だから小竜の抱いた感想,「ギルドを潰すなんて可能なのか?」という疑問は,正しい。理屈で考えればそれは外部からの干渉ではあり得ない事態だ。

たとえば超大手ギルドなどが,その豊富な資金源を餌にして弱小ギルドのメンバーを引き抜きまくり,結果としてギルドを潰すことは可能かもしれない。その種の作戦ならばアキバの街で聞くことがある。

しかし,賄賂や資金提供などに多くのリソースを投入したとしても,それで対象のギルドがつぶれるという保証はない。たとえばそのような買収工作に<三日月同盟>が狙われた場合,そのほとんどのメンバーが引き抜かれたとしても,マリエールひとりが居残って抵抗し続ければ<三日月同盟>というギルドはシステム上存在するのだ。

「ギルドを潰す」というのはそれだけ難事であり,成し難い行為である。狙って潰せるようなものではない。

そんなことが可能であれば,そもそもいま現在のアキバの街の状況はあり得ないはずだ。だいたいのところ「ギルドを潰す,退場させる」などという台詞は,罵倒(ばとう)や売り言葉に買い言葉というようなシーンで耳にするような言葉だ。それは脅し文句の類(たぐい)で,実際の計画として聞くような言葉ではない。

小竜は,シロエの言葉を,いわば意気込み,目標として受け取るべきなのではないかと考えたのだ。
「お前を倒す!」と似たような宣言として,だ。

「いいえ。文字通りの意味です。アキバの街から退場して貰います」
しかし,その小竜の疑念をシロエは真っ向から否定する -





原作からの引用部分は以上です。
一部「中略」しています。また,もしかしたら次回あたりアニメで使われるかもしれません。特に2.とか。もしもそうなったらごめんなさいです(*´σー`)


私から感想をちょっとだけ。

1.シロエとにゃん太のシーンから

に関して。

- 誰もがなにもせずにただ得られる宝は,所詮,宝ではない -

これにはシビれた! 
言いかえれば,宝として獲得したいのならば努力せよ,って事か。
同時に普段の自分の行いを思い返して反省の気分が(汗)

それとにゃん太班長が「ネコ語」な理由を何となく感じました。
あまり説教臭いニュアンスならないよう,「ネコ語」の「にゃ」で柔らかくしているんでしょうね。



2.ミノリとシロエの念話シーンから。ミノリの回想
に関して

シロエ・トウヤ・ミノリの3人が「師範(しはん)システム」でプレイしているシーンが脳内イメージで再現されて胸が熱くなりました。

目いっぱい戦っているイメージが浮かんできます。それをまたシロエ自身が楽しんでいるってのがいいなぁ…
- ピンチだからこそ身につく技術がある -
ミノリは足を引っ張ったとマイナス思考ですが,あくまでもシロエはプラス思考。
いやー,「師範(しはん)システム」いいっすね。



3.ギルドを「潰し,退場させる」ことは可能なのか?

に関して

ギルドを「潰し,退場させる」 
この条件を本文から読み解くと

- ギルドリーダーにギルドの解散を決定させ,ギルドリーダーはアキバから立ち去らせる - 


上の条件をギルドリーダーに承諾させる状況を作り出す,ということになるのではないでしょうか。
具体的にどうやるのかは不明ですけど,シロエいわく「考えつく策がある」 
いったいどんな策だろう?

まずは資金集め」から,ということになるんでしょうか。
それも他人から奪ったりするのではなく,まずは自発的にお金が集まってくる仕組みを作る所から。
おそらくそんな展開じゃないかな。
次回予告を見ると,その第一弾が「クレセントバーガー」になりそうな予感です。

しかしシロエはもっともっと先のことを考えているのでしょう。
彼がどんな策を考えているのか,とても楽しみです。


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